令和4年8月3日、神奈川県横須賀市にあるパーソルサンクス株式会社 よこすか・みうら岬工房様へ視察に行ってきました。
パーソルサンクス株式会社様は人材派遣や転職・就職などを運営しているパーソルホールディングス株式会社の特例子会社です。
よこすか・みうら岬工房様は2018年10月に開設し、サポートする社員は12名、障害のある社員は29名が働いています。
受諾農作内容は圃場整備、定植、収穫、出荷調整、販売補助などです。
農家さんの畑です。
とても広い面積を有しており、写真に写っている農作物を横須賀・みうら岬工房さんが担当し、農家さんからこの面積分を任せられています。作物は「ししとう」や「茄子」などを育てていました。
「ししとう」を収穫する際、障がい者の方がどの大きさから収穫できるのかということを分かりやすくするために、はさみのオレンジ色の長さ以上のものを収穫しています。
「ししとう」の大きさを図っているところです。
ハサミでししとうの長さを確認後に、ハサミを使用して一つ一つ手作業で収穫していきます。
収穫した「ししとう」は一つ一つ大きなものです。
この後、作業場に戻り、商品として出荷できるものかどうか、次に商品として出荷できるものを大きさごとの分ける作業を一つ一つ手作業で選別作業を行っていきます。
野菜を袋詰めする際に重さを500gとして出荷する場合、誰が見ても分かりやすいように500gの所に赤い印をして使用しています。
サポートする社員は障がいのある職員の能力に応じて、作業内容を伝えるとともに現場での農家さんとの窓口となり連携を図っています。
障がいのある職員の能力に応じて作業内容を決めていくことは個々の能力の把握や障害のある職員や農家さんとの関係性づくりはまさにソーシャルワークの技術が求められます。
農業に関する知識を必要とするとともに、障がい者の特性を理解し継続して仕事がしていけるよう、サポートしていくことの重要性を学びました。