皆さん、こんにちは! 精神保健福祉科です。
10月27日(水)に、本学科3年生が北海道余市紅志高校にお邪魔し、同校2年生の生徒さんと連携授業を行いました!
余市紅志高校は総合学科の学校で、授業科目を自分で選択する形となっており、その中に「福祉」について学ぶ授業があります。
その授業の一環として、「障害の理解」を深めるため、本学科3年生が高校生に授業を行いました。
本学科3年生は、既に2回の現場実習も終えており、自分たちの経験を踏まえ、分かりやすく講義を行いました。
【パワーポイントを使いながら講義する本学科学生と、それを聞く高校生】
【自分の実習の体験談を交えながら『自閉症』について話す本学科学生】
授業は講義だけでなく、グループワークも含めて進められ、そのための準備もしっかりと本学科3年生は行ってきました。
【意見を出し合う本学科学生と高校生】
グループワークでは、支援者として関わっている方から「これをあなたにあげる」と金品を差し出された時に、それを受けとるか断るか、等を話し合いました。
基本的に支援者は専門職として誰かと関わる際、正式な報酬以外の金品を相手から受け取ってはいけないことになっています。賄賂みたいになっても困りますし、後々「『あれ』をあげたのに、『これ』をしてくれない」等といったトラブルになることを防ぐ意味もあります。
一方で、全くの善意の気持ちで差し出してくれたものをあっさりと断られたら、多くの人は良い気持ちにはならないと思います。そこから信頼関係を崩してしまう可能性もあります。 相手が差し出してくれた物を受け取るか受け取らないかということは、そう簡単に結論を出せるものではなく明確な正解もない問題なのです。
だからこそ、どうするべきかを考え話し合っておくことで、受け取った場合や受け取らなかった場合のメリット・デメリットについて考えを深め、ケース・バイ・ケースで対応できるようになっていく必要があります。
(ちなみに、実習中や卒業後の現場で遭遇する、判断に迷う場面「あるある」だったりします)
本学科学生たちが進めたグループワークでは、高校生のみなさんにもしっかりとそのあたりを学んでもらえたのではないかと思います。また、本学科学生たちにしてみると、この授業を準備して行う過程が非常によい学びになったようでした。
本学科の皆さん、余市紅志高校の皆さん、お疲れ様でした!